
朝夕
朝夕とは、古語で「朝と夕」、そして「いつも」「日々の暮らし」を意味する言葉です。夜が明けて朝が来る。春夏秋冬、季節がめぐる。繰り返される日々の中にこそ、豊かさやうつくしさがあります。食の選択肢が広がる今、朝夕は精進料理の知恵を手がかりに、あなたの感覚で料理を考え、季節の素材を味わい、楽しむ場です。料理に丁寧に向き合うことで、普段は通り過ぎてしまう小さな変化を感じとり、感覚も少しずつ調っていきます。そうした体験を通して、日常の中にすでにある豊かさに気づき直していきます。



松井理恵 | 料理家・朝夕主宰
精進料理の考え方を軸に、季節の素材と日本に伝わる食の知恵を、今の暮らしに合う形で伝えています

朝夕が大切にする、精進料理の考え方
精進料理には、鎌倉時代に道元禅師が『典座教訓』などで説いた、食に向き合うための知恵が、およそ800年にわたって受け継がれています。禅の修行では、料理をつくることも、食べることも大切にされてきました。朝夕は、この精進料理の知恵を、今の暮らしに合わせて軽やかに日常へ取り入れています。


見る
季節の移ろいを見つめ、目の前の素材をよく観察すること
思う
誰が、いつ、どこで食べるのかを思うこと
工夫する
今あるものを生かし、工夫すること
感謝する
料理がここに届くまでの命や人の働きに思いを寄せること
味わう
季節、香り、食感、時間までゆっくり味わうこと

整える
食べ終えたあとは器や道具、台所まで整えること

こうした視点を重ねていくことで、季節や素材を見ながら、自分で料理を考え、組み立てていけるようになります。学ぶ、味わうことを通して、精進料理の知恵が日々の暮らしの手がかりとなれば幸いです。


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季節の素材や料理を少し深く見るためのコラムです。受け継がれてきた知恵や、日々の台所で試せる小さな工夫を綴ります。


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